市林鐵工所

鍛造について

鍛造は一説によると紀元前4000年前にエジプトやメソポタミアにあったと云われています。

鉄は加熱することによって、柔らかくなる性質を利用し工具、金型を用いて材料の一部または全部を圧縮または打撃して”鍛錬”や”成形”を行うのが「鍛造」です。読んで字の如く 鍛えて造る工法です。

一般によく知られているのが日本刀ですが、非常に強靭な、また鉄ならではの美しさを持った名刀が各地に残っています。

また、昔から童謡で歌われている「村の鍛冶や」の現代版が「鍛造」です。

最近の技術は、冷間→常温、温間→冷間と熱間の中間、そして熱間と材料の加熱温度によって各種の鍛造があります。当社は鉄を1,250度に加熱します。そのため、熱間型打鍛造になります。

よく「鋳造」(イモノ)と間違えられますが、鋳造は材料となる鉄を鍛造より更に高温にし、液状にしたものを砂で出来た型に流し込むもので、強度も精度も鍛造に劣ります。当工場で作っているのは「鍛造」ですのでお間違いなく!!

現在、日本国内には約300社の鍛造工場しかありません。これは騒音、振動の公害問題、そして後継者不足の問題で減ることがあっても増えることはない。とも云われております。ただ各社、設備の合理化を進め日本の生産量は現在、世界で上位の座を占めております。

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